昭和のラノベ作家太宰治ゆかりの水上温泉で文学的陶酔にふけろう!

太宰治といえば多くの中2病患者を生み出した作家として今も親しまれていますね。今の思春期の人にとってはラノベこそが読んだ人の人間的ダメさに徹底的に訴えかける小説なのかもしれませんが、人間の内面に攻めるものを読もうと思ったら純文学は欠かせません。
太宰文学の魅力はたくさんの著名人が語りつくしていますので、今更言うまでもありませんが太宰文学には水上温泉がよく登場します。
「姨捨(うばすて)」が有名ですが、水上温泉を舞台とした物語です。文学が好きな人にとっての楽しみは、その作品の舞台となった土地を自分の足で巡ることです。コメディアンを自称した太宰の気持ちになりきって、ピエロの様に水上温泉を自己陶酔の中で練り歩いてみませんか。

旅館たにがわで太宰の想いを想像してみよう

今も水上温泉郷で営業中の「旅館たにがわ」は太宰ゆかりの地として多くの人に親しまれています。たにがわの前身である「谷川館」に太宰はこもり、名作「創世記」を執筆しています。温泉があり、美味しいご飯があり、そして辺りは山や川に囲まれています。ここを出発点として太宰的思索にふけりながら想像力とリアルの狭間で散歩ができるというのは文学が好きな人にとっては至福の陶酔といえるでしょう。
「旅館たにがわ」には太宰に関する様々な展示物が置かれてありますので、是非チェックしてみましょう。

遊歩道が整備されており、散歩にピッタリ!

水上温泉郷は散歩が好きな人のために遊歩道が整備されており、散歩がしやすい環境が整えられています。ですから未整備の歩くのが大変な道をはぁはぁ言いながら歩くなんて羽目にはなりませんので、普段運動不足気味な人にもピッタリです。
「恥の多い生涯を送ってきました。」なんて思いながら自分の人生をフィードバックしながら四季折々の花々が咲き乱れる遊歩道をひたすらに歩く・・・正にこれこそが文学が好きな人間にとっての桃源郷なんだ!と実感できます。
温泉や散歩以外にもテニスコートやスキー場などもあり、太宰が好きな人じゃなくてもスポーツやアウトドアが好きな人なら誰でも気に入ると思います。一度だけでもぜひ行ってみてください。絶対にやみつきになりますよ!