水上温泉郷は、群馬県の利根川上流の渓流沿いにあり、電車でも自動車でも2時間ちょっとで行くことが出来るというアクセスの良さもあり、宿泊だけでなく日帰りで温泉を楽しむ事ができる温泉ということもあり、大変人気があり、群馬を代表する温泉の一つです。水上温泉の開湯は永禄年間(1558~1570)と言われていますので、日本史でいうと織田信長が登場した頃になり、かなり古いですよね。温泉地としては、近年上越線をはじめとする交通機関の発達によって一大温泉地へと成長しただけではなく、水上温泉周辺には名峰や渓谷、滝、森、スキー場など、さまざまな観光スポットが揃っていることもあり、とても人気の高い温泉地です。
水上温泉の泉質
水上温泉の源泉の数は、40ほどあり、お湯の色は無色透明です。お湯の匂いは無臭ですが、源泉の飲泉は出来ません。お湯の泉質は、単純温泉(アルカリ性単純温泉)で、源泉のpH値はpH 弱アルカリ性、源泉の温度は40~45度になります。温泉の効能としては、一般的適応症、きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症などを挙げることが出来る他、神経痛、リウマチに効果的な温泉や美肌効果が期待できる温泉もあるので、自分にあっている温泉を探すという楽しさも、あります。
水上温泉の食事
水上温泉には多くの旅館やホテルなど宿泊施設があります。水上温泉の旅館など宿泊施設には料理自慢の宿泊施設が多く、それらの宿泊施設の殆どがホームページを持っているので、チェックしてみましょう。
水上温泉の美味しいものというと、まずおすすめしたいのが、お肉です。群馬県は国内有数のお肉の生産地で、特に質の高さは有名です。そのため、水上温泉にはお肉の工房が点在していて、どこも美味しいという評判です。
あとはお水の質がとても高いということもあり、日本人としては嬉しいのはお蕎麦がとても美味しいということです。お水だけではありません。蕎麦粉も、奥利根高原で生産されているものを使っているので、蕎麦粉の質も高いということもあり、大変美味しいお蕎麦をいただけます。お水に関連して言うと、水上温泉にはピザ屋さんが何件かあるのですが、どこのお店もピザの生地が美味しいと評判です。水上温泉のピザの生地は、水上のおいしい水で作られているので、一味違いますし、近隣で生産された新鮮な野菜を使ったピザも野菜が美味しく、ここのピザが食べたい!というリピーターのお客さんも多くいます。
水上温泉の観光情報
水上温泉の観光というと、まずは温泉めぐりです。水上温泉にはどういう温泉があるのか、列挙しますと、法師温泉、猿ヶ京温泉、川子温泉、高原千葉村、赤岩温泉、温宿温泉、奈女沢温泉、真沢温泉、月夜野温泉、上牧温泉、水上温泉、谷川温泉、谷川温泉、向山温泉、湯桧曽温泉、宝川温泉、上の原温泉、湯ノ小屋温泉の18の温泉があり、それぞれ効能がありますので、何日かかけてこれらの温泉を楽しむのもおすすめです。
あとは水上温泉周辺の自然スポットが素晴らしいので、例えば桜のシーズンで桜を楽しむのであれば、赤沢湖記念公園にある、謙信のさかさ桜です。戦国時代の戦国武将である上杉謙信が初めて関東に兵を出したとき、桜の杖を逆さにして出陣の吉兆を占うと、この杖が根付き不思議なことに芽吹いたと伝えられていて、この芽吹いた桜の咲き具合でその年の作柄を占ったということもあり、「豊年桜」とも言われています。謙信のさかさ桜は群馬県指定天然記念物で、桜の見ごろは4月下旬から5月初旬です。桜というと対照的なのが、紅葉ですよね。それ以外には少し足を伸ばすと、谷川岳や尾瀬がありますし、周辺は水源ということもあって、複数のダムやダム湖があります。